
AWS設計・導入支援
AWSのベストプラクティスに基づいた設計・導入支援を行います。
READ MORE日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社(以下、同社)は、その傘下に菓子の製造・販売のカバヤ食品(株)、牛乳・乳製品の製造・販売のオハヨー乳業(株)、土木・建築工事の設計や不動産の販売等のライフデザイン・カバヤ(株)をはじめ、教育・レジャー・ITなど幅広い事業を展開しています。
その中で当社は、これら同社事業のうち8社のWebサイトについて、統一的に運用監視をサポートしています。
そしてこの度は、CentOS 7のサポート終了に伴い、同社のEC2サーバーをAmazon Linux 2023に移行する作業を支援いたしました。
国内の様々な企業で主要なサーバーOSとして使用されていたCentOS 7が、2024年6月30日をもってサポートを終了することが発表されました。
サポート期間が終了すると、重大な脆弱性が発見されてもコミュニティから修正パッケージが提供されず、外部からの攻撃に対して無防備な状態となるため、後継 OSへの移行が必要になります。
サポート終了の発表を受け、 CentOS 7を使用していた同社に対し、数年にわたり同社のAWS運用支援を行なっている当社から後継OSへの移行を提案しました。
今回のプロジェクトは、移行提案から移行完了まで、約11カ月間にわたって進行しました。
まず、移行先のOSを選定しました。サポート終了までの期間や他AWSサービスとの連携のしやすさ、OSの開発団体からのサポートの手厚さなど複数の観点から評価し、最終的にAmazon Linux 2023を移行先として提案、決定しました。
その後、1〜2カ月かけて移行計画を策定しました。移行に伴うサービスへの影響を防ぐため、 現行サーバーの設定や各種パッケージのバージョン確認をはじめとする事前調査を実施し、結果を元に検討を重ねました。
3カ月目以降は、Amazon Linux 2023を使用したEC2サーバー上で対象システムが正常に動作するよう調整し、現行の環境と同様の設定がなされた検証用環境を構築、動作確認を実施しました。
本番移行の前には十分な検証を行い、不具合のある部分は事前に改修を行うなどの対策を講じました。その結果、本番移行時は稼働中のサービスに対し不具合などを発生させずに移行を完了させることができました。
移行支援では、プロジェクト管理ツールを使用してスケジュールや対応内容を管理しました。また、効率的なコミュニケーションを重視し、必要に応じてビデオ会議ツールを活用して、綿密に連携しました。
今回、十数台のEC2サーバーをすべてAmazon Linux 2023へ移行し、安全な環境構築づくりのサポートが実現できました。またAmazon Linux 2023への移行により、CentOS 7の時には実現できなかったAWSの先進的な機能が利用できるようになったほか、AWSの他サービスとの連携がより簡潔かつ柔軟になることが期待できます。
新たな市場や地域へ、果敢に挑戦し続ける日本カバヤ・オハヨーホールディングスのビジネス拡大を、IT活用の側面からより一層サポートすべく、当社も邁進してまいります。
岡山県に本社を置く菓子メーカーのカバヤ食品株式会社と、牛乳・乳製品メーカーのオハヨー乳業株式会社を中心とした、カバヤ・オハヨーグループの持株会社。
会社WebサイトDevOpsエンジニア
プロフェッショナル
ソリューションアーキテクト
プロフェッショナル
AWS認定資格所得数200以上