AWSマイグレーション(移行)
お客様のオンプレミス環境の情報システムを、最適な形でAWSに移行します。
READ MORE聞き手:デロイト トーマツ ウェブサービス株式会社代表 国本 廷宣
今回は貴社運営Webメディアである『カラーズマガジン』のAWS移行について色々とお話をお伺いできればと思っています。
まず、初めに『カラーズマガジン』のAWS移行を ご検討された経緯・ビジネス的な背景について教えていただけますでしょうか。
カラーズマガジン 吉田
レンタルサーバー上で稼働させていたカラーズマガジンが、アクセスの急増により、サービス停止することが度々発生するようになり、レンタルサーバー業者にも対応を依頼したが改善が見込めず、Webの運用を担っていたテレストリカル社の岡田さんに相談したところAmazon Web Services(AWS)の名前が挙がってきました。
当初はAWS以外のクラウドサービスやレンタルサーバー等もご検討されたのでしょうか?
テレストリカル 岡田
AWSが提供している先進性の高いサービス群が、急成長・進化を続けているモバイル市場のスピード感にフィットしていると感じ、移行を検討し始めた初期の段階からAWSに惹かれていました。
その後、色々と調査を進めながら、AWSの開催したセミナーへ参加し、東日本大震災発生時での事例含めてヒアリングした結果、国内のクラウド・サーバー事業者には無いAWSの堅牢性・可用性の高さと、サービス展開のスピードが、外資系のクライアントも多い、カラーズマガジンとマッチすると考え、AWSへの移行を決定しました。
今後、2020年東京オリンピックへの対応も視野に入れると、グローバルにビジネスを展開されているAWSのスピード感を、国内事業者で得ることは難しいと考えており、ビジネス的な俊敏性という点からもAWS一択でした。
AWSへの全面移行にあたり、多数のAWSパートナーベンダーの中から、DWSをお選びいただいた理由について率直に教えていただけますでしょうか。
テレストリカル 岡田
DWSさんを含めて、合計3社のAPNベンダーをご紹介いただきましたが、DWSさん以外のどちらのベンダーも単純にAWSのサーバーインフラについての見積もり及び支援のみであり、カラーズマガジンのミドルウェアやアプリケーション領域まで踏み込んで最適な提案を行ってくれたのはDWSさんだけでした。
DWSさんはカラーズマガジンの現アーキテクチャの精査を行った後、オーバースペックなサイジングではなく、カラーズマガジンのビジネスにぴったりとフィットするAWSアーキテクチャ及び移行の提案を行ってくれたのが発注の決め手でした。
カラーズマガジンの目指しているゴールを理解し、そのために現時点で許容できるコスト感も考慮した形で最適な構成案を組み立ててくれ、ミドルウェアの技術的な支援もしっかりと行ってくれる。このようなDWSさんのトータルパフォーマンスを高く評価しました。
カラーズマガジン 吉田
DWSさんは単なる売り込み営業というスタイルではなく、初回のヒアリング・営業段階でしっかりとした技術的ディスカッションができたので、その後の提案までも、非常にスピード感を持って進めていただいたことが、フットワークの軽さを重視するカラーズマガジンのカルチャーにもマッチしていた点も非常に大きかったと考えています。
カラーズマガジンのAWS移行により得られたビジネス的な効果についてお聞かせいただけますでしょうか。
カラーズマガジン 吉田
最高に調子がいいです(笑) 以前のサーバーインフラ環境と比較した場合に、実際に画面が表示されるまでのレスポンスが比べ物にならないくらい速くなりました。
ありがとうございます。今回AWSへ移行した際にカラーズマガジンでは『Amazon CloudFront』というコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の仕組みを導入しており、適切なキャッシュ機構の導入・設定により、体感的な速度はもちろん、実測値としても高速なレスポンスを実現できています。
テレストリカル 岡田
Webメディアは業界として猛烈な勢いで進化を続けていて、カラーズマガジンとしても変化するビジネスニーズに常に対応し続けるためにも、先進的なテクノロジーを即座に取り込めるAWS環境へ移行したことは、非常にビジネス的な価値が高いと考えています。
岡田様の仰られている通り、AWSを利用するビジネスメリットの大きな一つとして、常に進化し続けているクラウドテクノロジーをビジネスに必要なタイミングで、即座に取り込み・ご利用いただける。この俊敏性が挙げられます。これらは他のクラウド基盤や、オンプレミス(自社設備)では得られない大きなポイン トですね。
今回AWSへ全面移行したカラーズマガジンも含め、今後の御社のビジネス展望や展開について教えていただけますでしょうか。
カラーズマガジン 吉田
現在カラーズマガジン含め、Web上のメディア配信が主となっていますが、我々のクライアント様は「物販」を事業とされている方々も多いため、Webメディアがクライアント様の販売促進に、よりお役立ちできるようなビジネス上の仕組みを実現していきたいと考えています。
カラーズマガジンではWebメディアとしての離脱率などの一般的な指標よりも、クライアント様やメディアを閲覧いただいているユーザー様への価値訴求を第一に考え、記事へのバナーセットやメディア構成を考えています。こういった根本的な姿勢は崩さずに、クライアント様はもちろん、メディアをご覧いただいているユーザー様、そして主役のライダー含めて、サーフィン業界全体の盛り上げに貢献できるような購買活動を実現していくつもりです。
テレストリカル 岡田
購買の在り方については現在と異なった枠組みがまだまだ今後新たに出現すると考えています。動画の活用やLIVE配信はもちろん、ストリーミングの活用含めて、現在様々な角度から検討を進めています。
まだ見えていないビジネス展開も含めて、新しい購買の枠組みを実現するために必要なアーキテクチャについては事前にキャッチアップ・早々に整えておき たいと考えており、ここらへんは数年スパンでDWSさんに引き続きお力添えいただきたいと考えています。
是非とも引き続き御社ビジネス価値の具現化に向け、弊社チーム一同協力させていただきたいと考えております。本日はどうもありがとうございました。
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